17日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比20ドル57セント高の1万3,971ドル55セントだった。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は反発し、同14.96ポイント高の2,712.29で終えた。好調な決算発表や物価指標が穏やかな数値を示したことが好感され、ダウ平均は一時1万4,000ドルを初めて超えた。取引終了までには1万4,000ドルを割り込んだが、終値も過去4番目の高値水準だった。
株式相場はこのところ、買収関連ニュースや、エネルギー価格の高騰や住宅市場の問題が残っている中でも個人消費が堅調であること、企業にまだ成長の余地が見られることなどから上昇を続けている。また、米連邦準備理事会(FRB)はインフレに対して警戒を続けているため、物価の上昇が落ち着いていることを示すニュースが相場の上げ要因となる状態が続いている。概して好調だった決算発表も、経済の減速とエネルギー価格の上昇が企業収益を押し下げることを懸念していた市場に安心感を与えた。
一方で、経済のファンダメンタルズに基づくよりも投機的な買いであるのか、相場の上昇は持続するのかということに関して疑問も生じる。市場は個人消費を鈍らせる可能性のある原油価格の上昇などの問題を依然として抱えており、買収活動の減少やサブプライムローン問題が投資家心理を悪化させる可能性もある。